前回は、長年の願いがかなって、京都の有名書店「三月書房」と「誠光社」に訪問し、書店巡りの楽しさを実感してテンションが上がっていたお話。
今回は、いよいよ旅のクライマックス。お土産を購入して新幹線に乗り込むまで。
しかし私は、書店巡りで本来の大雑把な性格を発揮し、ざっくりとしたスケジューリングで時間をかなり消費。
かなり焦っております。
3月15日から18日までの京都旅行、いよいよ最終日後編。ラストです。
ではでは、スタート。
京都の老舗が並ぶ寺町で
京都に行ったら、行ってみたい和菓子のお店や雑貨屋さん、食器のお店・・・あれこれ考えていたのですが、とにかく「時間がない!!」(自業自得です)。
焦った私は、行きたいお店と地域を絞ってまわることにしました。
村上開新堂のロシアンケーキが欲しい
京都市役所駅前から、徒歩5分ほど。前回の三月書房のすぐ近くです。
明治40年創業の洋菓子店で、とっても古そうなそのお店の入り口からも歴史を感じます。
ドキドキしながら、入り口の扉の年季の入った「をす」を開けて中へ。
さほど広くはありませんが、時代をタイムトリップしたような、高い天井に、大理石の柱とアンティークでモダンな店内です。昭和初期や大正時代の映画そのまま。
床のタイルもとてもかわいい。
お店に入っただけでワクワクします。
建物は、表が洋風で奥は和の日本建築だそう。当時でも大変めずらしい贅沢な建物だったそうです。
この建物を眺めるだけでも、私は胸がいっぱいになるほど。
お土産としても人気のロシアンケーキは、クッキーよりもソフトな食感の焼き菓子。
レーズンなどの5種類があり、1個¥190。
とても素朴な味わいですが、とても美味しいケーキです。
ほかにも、ガレットやフロランタンなどもあり、私はどれも大好きです。
京都だと、四条河原町の京都高島屋でも購入できます。
しかし、本店以外では、12個入りでしか購入できないようなので、バラで欲しい方は要注意です。
こちらは、今回お世話になった知り合いと、自分の分をちゃっかり購入しました。
一保堂の玉露が欲しい
時間が無いので、さっさと次へ。
村上開新堂と同じ通りにあり、歩いても1分ほどにあるのがお茶の老舗「一保堂」。
京都には、和菓子の名店がたくさんあるのと同時に、お茶の名店もたくさんあります。
一保堂も、創業は1717年と、300年以上の歴史のあるお茶屋さん。
300年前・・・無知なもので、ざっと検索。
その頃は日本は徳川幕府8代将軍吉宗の時代で、イギリスでは、セントポール大聖堂ができて、江戸に町火消し組合が出来た頃らしいです。
調べてさらに遠くなった気もしますが、とにかく、すごい歴史があるお店だということは、よくよく理解できました。
先ほどの、村上開新堂もそうでしたが、やっぱりお店に入る前から歴史を感じるこのたたずまい。
こちらのお店には、お茶を販売する意外にも喫茶室があり、おいしいお茶を飲むこともできます。店員さんが、選んだお茶にあったいれ方を教えてくれるそう。
また、カップでのテイクアウトもあります。
のんびりお茶を飲む時間などない私は、急いでオススメのお茶を購入。
お母さんへのお土産です
海外からのお客さんも多いようで、英語でも商品説明がありました。
パッケージもかわいい。
300年の歴史も感じますが、新しいお茶の楽しみ方も教えてくれるお店です。
伝統も守りながら、時代にもあわせていける。だからこそ、ずっと続いているんなぁー。
お母さんのお土産もゲットできたので一安心。
ちなみに、ここで購入したこのお茶。東京に戻ってから飲んでみたところ、美味しいのはもちろんですが、びっくりするほど香り高くて綺麗な風味のお茶。母も大満足でした。
かわいらしいラムレーズンサンドが欲しい
今回、もし購入できたら買いたいな・・・と思っていたのがシェリーメゾンドビスキュイのラムレーズンサンド。
店内のカフェは、数週間前から予約必須ですが、テイクアウトのお菓子は購入できることもあると聞いていたので、最後に少しだけのぞいてみることにしました。
寺町から少し歩いた御所南まで、超絶はや足で歩きます。
確か、水曜日〜土曜日しか営業していなかったはず・・・購入できるのは今日のみ!!
しかし、到着してみてびっくり・・・・!営業日は「木・金・土の3日」のみ。
以前は、水曜日も営業していたようですが、営業日が3日に変更になっていました。
残念すぎる・・・しかし、仕方ありません。
とてもかわいらしい缶に入り、とても上質な材料で作られたクッキーは、販売と同時にあっという間に売り切れてしまうというウワサ。
また次回、ゆっくりと旅が大本命で来た時には、ぜひ再チャレンジしたいと思います。
急いで腹ごしらえ
ふと気づけば、ずっとお昼を食べていない・・・。
寺町通りにある、京都の老舗のパン屋さん「進々堂」へ。
パンの消費量が多い京都で、100年以上愛されている名店。これまたさらりとある老舗です。
ランチプレートを注文。
この他にも、パン食べ放題のランチプレートもあります。
とても混じり気のない、品のある、美味しいパンでした。
これにて、怒涛のお土産大作戦も、終了。
急いで京都駅へ向かいます。
さよなら京都
京都市役所駅から電車に乗って、いざ京都駅へ向かいました。
この日は、水曜日でしたが、京都駅はすごい人。来た日よりもかなり混雑していました。
今回も、新幹線のチケットはスマートEXを利用したので、乗車まではスムーズでした。
https://hitsujico.com/kyoto-day1-1/
しかし、帰りは思いのほか混雑。行きがガラガラだったのですが、帰りはほぼ満席。
ようやく空いてる席を見つけました。
行く時よりも、帰りの新幹線は、なんとなく早く感じます。
そしてあっという間に東京に到着。
後半にバタバタしたせいで、余韻を楽しむ余裕もなかったのは自業自得です。
というわけで、今回の京都旅も終了。
お読みいただき、ありがとうございました。
久しぶりに訪れた京都。
桜の季節にはまだ少し早く、しかも別件の予定があったため、慌ただしい束の間の訪問。
でも、長い歴史の中で育まれた文化のなかに、さらりと新しいものを取り入れて楽しむ京都は、束の間でも充分に満足できた、楽しい旅でした。