本屋さん

神保町で古本屋と喫茶店を巡って散策した

東京は桜の開花予想が発表になり、今年は例年に比べてとても早く桜が咲きそうです。

長らく更新をお休みしておりましたが、春も近づくということで、だいぶ以前に散策した神保町ですが、まとめておきたいと思います。

昨年は、古本市も中止となり、神保町にとっても残念な年だったと思います。

とはいえ、やっぱり神保町はとても多様で魅力溢れる街でした。

 

神保町は古い学生街

神保町といえば古書店街というイメージの方も多いと思いますが、神田〜神保町のエリアはとても古い学生の街。

近くには、明治大学、専修大学、中央大学、日本大学などの大学が集まっています。

明治時代に、これらの大学法学部の前進の法学校がこのあたりに、相次いでできたことで、法律書や哲学書などの本屋さんができたことが始まりのようです。

大学に色んな学部が増えることで、本屋さんも多様化したようで、現在は200軒ほどの書店があるそうです。

また、このあたりは戦時中も空襲をまぬがれたエリアで、とても古い建物も多く残っており、またその街並みがますます古本屋さんに味わいを与えています。

古書店街としての歴史は、130年ほど。

現在でも多くの学生はもちろん、出版関係者や編集者、作家などが多く出入りする街。

とても魅力的な場所です。

 

神保町の魅力あふれる古書店の数々

ではでは、私が散策してきた魅力あふれる古書店の名店をまとめたいと思います。

神保町の古書店街は、世界でもこれほど古書店が集中してさまざまなジャンル集まる場所はとても珍しいそう。まさに世界一の本棚。

@ワンダー

まずお店の前に、ずらっと並ぶ本棚がインパクトのあるこのお店。

店頭には、主に昭和の文豪達を中心とした古本が置いてある印象でした。

しかし、本番はお店に入ってから。まさに店内は、昭和の記憶装置の様でした。映画のポスターからブロマイド、パンフレットなどあらゆる紙の媒体が置かれています。

ジャンルは、ミステリー、アメコミ、SF、岩波書店を中心とした昭和の古本などです。

お店に入ると、まず入り口すぐに大量のレコードの棚があり、50代くらいの男性の方が夢中になってレコードを探していました。

入ってしまうと、しばらく抜け出せなくなるお店。

 

古賀書店

こちらはとても珍しい、楽譜の古本屋さん。

店頭には、バイエルの古本なども並んでいます。そして、その奥には大正から昭和初期くらいの学校で使用されていた、とても貴重な音楽の教本などもありました。

それほど広い店内ではありませんが、所狭しと楽譜がずらりと並んでいます。

もちろん、ピアノだけでなく、ギターをはじめさまざまな楽器の楽譜がありました。

店のショーウィンドウに展示されていた、古い音楽の教本(おそらく大正時代くらいのものかなぁ)をじっと眺めていた男性の方が、意を決した様に購入されていました。

私自身、それほど楽譜が身近な生活をしているわけではありませんが、とても興味深いお店でした。

 

夢野書店

ここは漫画の古本屋さん。漫画といっても、手塚治虫や水木しげる、藤子不二雄といった巨匠達の作品や、ガロや平凡パンチといったかつての漫画雑誌などが揃っています。

おそらく、現在50代〜70代くらいの方が、幼い頃楽しんだものが中心ではないでしょうか。

もちろん、ジャンプやマガジン、ぶ〜けや花とゆめといった70’〜90’くらいのものもありました。

他にも、原画やポスターなども揃っており、大人がかつて夢中になった気持ちを思い出すことができます。

とっても楽しい書店でした。

 

明倫館書店

こちらは、自然科学系の古本が専門の書店。といっても、取扱は幅広くて、コンピュータや天文、動植物などの本もあります。

店先には、ジャンル不問のラインナップがずらりと並んでいて、それを眺めるだけでも楽しいです。

 

magnif

こちらは、雑誌専門の古書店。しかも、ファッション雑誌が中心というとても珍しい書店。

店構えもとてもおしゃれです。

取り扱っている雑誌はとてもバラエティ豊かで、懐かしくなったり、逆に新鮮だったり、とても楽しい本屋さんです。

写真集や関連書籍なども充実していました。

 

東方書店

中華圏の書籍なら任せろと言わんばかりの、充実した品揃えの書店。

中国・香港・台湾などの書籍と雑誌、国内で刊行された関連書籍と研究書なども扱っています。

ガイドブックなどはもちろん、料理本もあり、中華圏へ旅行予定の方もきっと参考になる本が見つかるはず。

マンガやアイドル本なども充実。輸入書籍の学割(10%引き)やセールなども行われていました。

 

他にもマニアックな古書店の数々

他にも、アイドル関連の紙媒体などを中心に扱う荒魂書店さんや、古い古典などの資料が豊富な一誠堂書店さん、地図専門の秦川堂書店さんなどがあります。

きっと、神保町で探せない資料はないのではないかと思ってしまうほど。

どれだけインターネットの世界で、情報があふれる時代になっても、やっぱり紙からしかわからないものがあるんだと、ここへくると強く思わされます。

 

神保町は喫茶店の街でもある

とても素晴らしい書店がある街には、とても素敵な喫茶店もあるもの。

神田から神保町のエリアは、熱い支持者を集める老舗の喫茶店がひしめく場所。あの有名な小説家が常連だったお店とか、小説に登場するお店などがあちこちにあります。

老舗喫茶店の代表格 さぼうる

お昼時には、長蛇の行列ができるこのお店。さぼうる1とさぼうる2があり、さぼるう2では名物のナポリタンなど食事ができることから、お昼には混雑します。

しかし、さぼうる1は喫茶のみ。わりとスムーズに入店することができるので、お茶だけであればこちらがオススメです。

この「さぼうる」という店名。店主の方が「神田界隈で仕事をサボる時に、和みたい喫茶店の名前として覚えて欲しい」とつけたそう。

とても素敵だと思います。さすが老舗。この肩肘張らない余裕さよ。

そして、オススメはなんと言ってもこのクリームソーダ。

昔から変わらないこの色合いが、なんとも愛らしい。とても素朴といえば簡単なのですが、気を衒わない味で、とても偉そうに言わせてもらうと「これでいいよね」って思わせてくれます。

店内は、スポーツ新聞を読みながらコーヒーにタバコを燻らすサラリーマンから、クリームソーダ目当てのカップルまで。

そういえば、いつ間にクリームソーダって緑以外の色が登場したのでしょうか。隣で、カップルが楽しそうに写真を撮っていました。

昭和30年にオープンした当時は、コーヒー一杯が50円で現在は400円だそう。山小屋のようなこじんまりとした店内の居心地は抜群です。

ちょっと”さぼうる”したい時はぜひ。

 

純喫茶の代名詞 ラドリオ

いくら神保町といえども、やはり時代と共に変わってしまうもの。それは少し寂しいことではありますが、必要以上に悲しむべきことでは無いのかなとも思ったりします。

そんな変わりゆく街の中で、変わらない場所のひとつと言っても良いような場所が、このラドリオ。

創業70年を越えるこの喫茶店は、神保町の裏路地にひっそりとあります。煉瓦造りに時代を感じさせる木製のドアをゆっくりと開くと、少し薄暗い店内にはシャンソンが流れていました。

壁には特徴的な絵や置物、本棚には文庫本がずらりと並べられています。

このお店はウィンナーコーヒー発祥のお店としても知られており、コーヒーはもちろんナポリタンなどのお食事もオススメ。

注文すると、お店オリジナルのかわいいコースターを出してくれます。あと、最近はとても少なくなりましたが、お店オリジナルのマッチもありました。

お店にあるカウンター席には、有名な作家さんや文豪達の逸話。なかなか一見さんでは座れない憧れの場所となっています。

 

神保町は一度行くとハマる魅惑の街

神保町はJRからは、御茶ノ水から歩いて行くのがおそらく一番早くて、地下鉄だと、半蔵門線と三田線と都営新宿線。

あまりアクセスが良い街では無いかなぁと個人的には感じます。

しかし、一度行ってみるとこれほど楽しい街もなかなか無いかなぁとも思います。

世界最大といわれる古書店街は、ありとあらゆるジャンルの書店が立ち並び、それに沿って立ち並ぶ喫茶店や飲食店も個性派揃い。

どんな人のニーズも拒まないでっかい懐の街だなぁと思います。それは神保町の最大の魅力で、人を引きつけてやまないものなのだと思うのです。

 

神保町へ行った時の様子は動画で

これまで紹介した神保町散策の様子は、こちらの動画で公開しています。よかったらぜひこちらもご覧ください。

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ABOUT ME
hitujico/ひつじこ
hitujico/ひつじこ
九州の片田舎出身で、現在は東京都内に住んでいます。 好きなこと・興味関心は、旅行、本を読むこと、料理、美術館巡り、喫茶店巡り、文房具など。