旅行記

新旧シンガポール!ガーデンズバイザベイとラッフルズホテル散歩

前回からのシンガポール旅、エリア別紹介からの続きです。

豪華絢爛シンガポールのマリーナベイサンズの宿泊記シンガポールのアイコン的場所、マリーナ地区。シンガポール旅行のハイライトと言えばここです。 この場所に関しては、すでにたくさんの情...

今回もマリーナ地区(Marina Bay)。ガーデンズバイザベイとラッフルズホテルの旅行記です。

マリーナ地区はとても小さなエリアなのですが、本当に見所がたくさんあります。

ガーデンズバイザベイとは(Gardens by the Bay)

2012年にオープンした、シンガポールの国立公園です。

マリーナベイサンズからは徒歩で行くことができます。

日本でイメージする国立公園をはるかに超えるスケールで、まるでSFの世界に迷い込んだかのような風景が広がっています。

園内には、さまざまなテーマの施設があり、まさに異世界に迷い込んだ体験ができ、ほかの植物園では見る事ができない想像を超えた景色を楽しむことができます。

人工でこれだけの物を作ったという、シンガポールという国の勢いというか豊かさを感じます。本気でびっくり。

内部は、ベイ・サウス・ガーデン(Garden South)、ベイ・イースト・ガーデン(Garden East)、ベイ・センター・ガーデン(Garden Central)の3つのエリアで構成されています。

現在も、拡張が予定されており、現在はベイ・サウス・ガーデン(Garden South)が観光の中心となっています。

今回、私もそのエリアを中心に観光してきました。

 

スーパーツリーグローブ(Supertree Grove)

シンガポールを紹介するテレビや動画、雑誌などでもよく見かけますよね。巨大なスーパーツリーが乱立するこの場所。

とても自然と最先端の建築技術が融合する不思議な空間です。スーパーツリーの間にかけられた歩道、OCBCスカイウェイ(OCBC sky way)は、高さが22メートル全長128メートルの吊り橋です。(S$8)

支柱がないので、歩くと独特の浮遊感を味わう事ができるそうなのですが、私は高所恐怖症のため、今回は歩きませんでした。(恥

しかし、私にとっては下から見上げただけでも十分楽しめる存在感。まさに、映画「アバター」の世界。

中には、スーパーツリーバイインドシナ(Super Tree by IndoChine)というレストランが入っており、OCBCスカイウェイを歩かなくても、展望が楽しめます。

お値段は、ソフトドリンクS$12、アルコールS$20のエントリーチャージがかかり、その他食べ物と行った感じ。

ゆっくり展望を楽しみたいならこちらも良いかもしれません。

また、夜になるとOCBCガーデンラプソディ(OCBC Garden Rhapsody)という、スーパーツリーグローブで一日2回行われる夜のイルミネーションイベントがあります。

約12分ほどのイベントで、見学はなんと無料!!(開演時間は、19:45と20:45)

音楽のリズムにあわせて、キラキラと輝くイルミネーションを楽しむことができます。

本当にマリーナ地区は、夜になるといたるところで、無料のショーが楽しむ事ができます。

また、19:45の開演は、OCBCスカイウェイからの鑑賞もできます。

 

世界の植物を育てている2つのドーム

そして、最大の見所は、徹底した温度管理で、南極以外の世界中の植物を育てている2つの巨大な温室、フラワードーム(Flower Dome)とクラウド・フォレスト(Cloud Forest)。

フラワードームの方では、地中海や亜熱帯の植物が展示されています。

クラウドフォレストでは、雲霧林をテーマにした滝があり、高知・山地に咲く花や植物を見学できます。

低温で、多湿な「山」の環境をそのまま再現した温室です。

世界中の大陸から2,200種、50万本の植物を展示しており、いわばここにくれば、植物だけで世界一周ができる場所なんです。

いや、もう凄すぎ。

クラウドフォレストは、見た瞬間思わず「あ、ラピュタがあった」と口走ってしまうほど、神秘的な空間で、本当によくこんな物を作ろうと思ったなぁと考えてしまうのです。(マリーナベイサンズからずーっと思っていますが)

そのほか、ベイ・イースト・ガーデンなどには、シンガポールの歴史と文化のルーツを表現した庭園ヘリテージ・ガーデンズ(Heritage Gardens)や、トンボのオブジェが浮かぶ人口の湖ドラゴンフライ・レイク(Dragonfly & Kingfisher Lakes)などがあります。

また、このガーデンズバイザベイのすごいところは、2つのドーム以外は入場無料ということ。

これだけの庭園を無料で楽しむことができるなんで、本当に素晴らしいです。

 

ホーカー サテーバイザベイ(Satay By the Bay)

中には、食事ができるホーカーがあり、シンガポール料理のサテーを食べる事ができます。私たちがオーダーしたのは、2人でS$15ほどだったと思います。

 

アクセス、営業時間、有料施設など

入園は無料です。
有料施設は、
OCBC スカイウェイ(skyway) 大人S$8、子供(3〜12歳)S$5
・クラウドフォレストとフラワードームのセット 大人S$28、子供(3〜12歳)S$15

Voyaginからだと18%offでチケットが購入できます。
[Voyagin]18% OFF ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ 入場チケット予約

アクセスは、シンガポールの電車MRTのベイフロント駅B出口から、徒歩10分です。B出口の方面へ向かうと、案内が出てきます。

マリーナベイ駅からはシャトルバスもS$3ドルほどで、運行されています。
営業時間は、5:00〜翌2:00まで。

眠らない街マリーナ地区です。

 

ラッフルズホテル

ガーデンズバイザベイで遊んだ後は、ラッフルズホテルでお買い物に向かいました。

 

ラッフルズホテルとは

シンガポールを代表する最高級ホテルです。

イギリス植民地時代の白亜の美しい外観が特徴の名門ホテルで、過去の顧客には、数々のセレブリティが名前を連ねています。

イギリスの小説家の、サマセット・モームが「神秘に彩られた東洋の貴婦人」と絶賛し、「ラッフルズに泊まらずして、シンガポールの旅は終われない」と言われ、多くの旅人たちを魅了してきました。

世界でも数少ない現存する19世紀のホテルです。

世界には国際交流の場所のために迎賓館として建設されたホテルがいくつかあり、日本の帝国ホテルなどもそのひとつ。

このラッフルズホテルも政府が直接経営に関わっていて、社交の場として建設されました。

しかし、植民地時代に建設されたという経緯もあって、設立当時は招待された王族や政府関係者以外のアジア人は宿泊できず、欧米人旅行者のみに開かれたホテルでした。

なんとも歴史を感じさせる話。

また、第二次世界大戦時は、日本軍の統治下にあり、「昭南旅館」と名前を変えられ、貴重な資料や備品が破棄されるなどの数々の苦難をくぐり抜けたホテルです。

現在は、建物はシンガポールの歴史的建造物に指定され、豪華な調度品や銀食器などは当時のままに営業しています。

もちろん宿泊はめちゃくちゃ高い!!

おそらく大人2人で普通に宿泊したら10万近くは軽くかかってしまいます。ふぅ〜。

しかし!宿泊しなくてもラッフルズホテルの雰囲気は楽しむ事ができます。

 

ラッフルズホテルのショッピングアーケード

ラッフルズホテルのオリジナル商品が購入できるギフトショップがあります。

マグカップが人気商品で、とても薄く上質な陶器のマグカップは、飲むときの口当たりがとても良いと評判です。

また、台湾の有名なパイナップルケーキ店「サニーヒルズ」も入っており、無料で試食することもできます。

ラッフルズホテルの「ロングバー」では、シンガポール発のカクテル「シンガポールスリング」を味わうこともできます。

1915年に考案されたオリジナルレシピを守り続けているのはここだけ。

そして、お買い物が済んだら中庭をお散歩することもできます。

中庭を歩いているだけで、とても歴史を感じる素晴らしいホテルである事がわかります。

ドアマンがいる風景も、古い映画に登場しそうです。

いつか、私もこんなステキなホテルに宿泊してみたいという妄想が膨らみました。

 

ラッフルズホテルへのアクセス

最寄駅は、MRTのシティホール駅(CittyHall)

駅を出て歩いて7分ほどです。出口Aを目指して、出たところのショッピングセンターをまっすぐに進むとラッフルズホテルです。

マリーナベイサンズからだと、マリーナ駅からはMRTで20分、徒歩も含めておよそ30分。

タクシーだと5分です。

 

シンガポールマリーナ地区ガーデンズバイザベイとラッフルズホテルまとめ

以上が、シンガポールを代表する観光名所、マリーナ地区の旅行記と紹介です。

シンガポールの近代の発展と、現在の活気を感じる場所です。

日本とシンガポールは、関係も深く、昔も今も多くの関わりがあることを知ることもできました。

シンガポールは、多民族国家だけあり、歩いていても多くの国や文化、宗教の違う人たちを見かけることができます。

そして、その中で日本人として他のアジアの国々の熱気とかを感じ、知ることができました。

実は、このシンガポール旅行、私は現地に1カ月ほど滞在。

なので、前回紹介した、ハワイやニューヨークのような、「◯泊◯日、プラン」という紹介の仕方ではなく、今回はエリアごとで紹介しています。(今ごろ言うなと言う話ですいません)

というわけで、さらに次回からはディープなシンガポールエリアとか、現地で滞在していた生活の様子なども順次アップしていこうかと思います。

とりあえず、あまり間をあけずに更新したい所存でございます。

ラッフルズホテルを、「神秘に彩られた東洋の貴婦人」と絶賛したイギリスの小説家の、サマセット・モームの著書です。アメリカの雑誌コスモポリタン誌に掲載された小説を集めた短編集。
とてもウィットのきいた人物描写が面白く、何度読んでも面白い本です。
当時の知識人の、とてもおしゃれなワードセンスに魅了されます。

ABOUT ME
hitujico/ひつじこ
東京都内に住んでいます。 好きなこと・興味関心は、街歩き、旅行、本を読むこと、料理、美術館巡り、喫茶店巡り、文房具など。