ニューヨーク旅行3日目の続きです。

憧れのメトロポリタン美術館へ
おなかも満たされたので、歩いてメトロポリタン美術館へ向かいました。
メトロポリタン美術館概要
メトロポリタン美術館(TheMet)は、セントラルパークのアッパーイースト沿にあります。
1870年に、国際的規模の美術館が無いことを嘆いた、一般市民達によって設立されました。
その後、基金や寄贈、関係者達の努力によって世界最大規模の美術館となっています。
注目すべきは、政府や王室などによって設立されたのではなく、芸術を共有したいという強い意志を持った寄贈者など個人によるコレクションとうこと。
それは現在も設立当初から変わらないというので、驚きです。
さすが、ニューヨーク、高い芸術への意識!そのためか、コレクションの幅が非常に広く、古今東西、時代、文明、地域の作品が集められています。
入館チケット
入館料は、長い間「希望額」とされていましたが、2018年3月よりニューヨーク市民およびニューヨーク近郊の住民以外は支払いが義務化されました。
残念・・・。(大人25ドル、65歳以上17ドル、学生12ドル、12歳未満は無料)
私達は、出発前にメトロポリタン美術館のホームページから、チケットを事前に予約しておきました。
そのため、入館は、自動チェック機で比較的スムーズに入館することができました。
入館の流れ
正面玄関を入って簡単なセキュリティーチェックで手荷物検査を受けます。水の持ち込みは可能ですが、それ以外の飲み物、食べ物の持ち込みは禁止です。
中に入ると、中央にインフォメーションデスクがあり、こちらで日本語の館内の案内パンフレットがもらえます。
館内図では、ギャラリーごとに番号がふられています。
リュックや荷物の持ち込みは禁止なので、Coat Check(コートチェック)で預けます。
次にチケット。大ホールの両サイドにチケット窓口があります。入館シールをもらい入館します。シールは服の見えるところに付けて、いざ入館!!
と、ざっとこの様な流れです。しかし、私達が行った時はホリデーシーズンの真っ只中!!
すごい人で、他の人様子を見てなんとなく流れに乗ることができました。
メトロポリタン美術館はとにかく広い!!

約185,800㎡(東京ドームはやく47,000㎡)もあるので、1日で全て見ることは難しいです。
なので、入館前にある程度何を見たいか決めておくことをオススメします。
あと、とにかく歩くので動きやすい格好で、靴もスニーカーが良いと思います。
しかし、もう入っただけで広いホール、内装の素晴らしさに感動します。自分のペースでゆっくり楽しめることが一番ですね。
私達もいくつか見たい絵を決めていました。
館内を周って感じたのは展示の仕方が日本と全然違う!まず、壁の色が様々な色で塗り分けてあります。
展示物ととてもバランスがとれていて、そして照明もおそらくとても工夫されていると思います。展示されている絵画や彫刻が色がとても美しく綺麗でした。
メトロポリタン美術館には、ルーブルの10倍近くの作品があると言われているそうで、本当に様々なジャンルの作品がありました。
前半のヨーロッパ絵画、エジプト美術だけでも圧巻ですごい迫力。それだけでクタクタになりました。
でも私が一番印象に残ったのは、ゴッホの作品でした。
私は、全く素人なので、きっといろんなご意見があると思うのですが、なんというかパワーがすごいというか。
絵が描きたての様に瑞々しくて本当に素敵でした。
アジア美術も多く収蔵されており、北斎の「富嶽三十六景の神奈川沖浪裏」もありました。メトロポリタンにあったことにびっくりしました。
ニューヨークといえば5番街!!
大量の美術品を見てパンパンになった頭を冷ましながら、五番街までお散歩しました。もうすっかり辺りは暗くなっていました。
数々のドラマに登場したヘンリベンデルへ

まず、最初に向かったのが翌月に閉店が決まっていたヘンリベンデル 。
沢山の映画やドラマに登場し、おしゃれなニューヨーカーといえば、あのストライプのショップバックを持っているイメージ。
閉店と聞いてびっくりしました。
私達が訪れた時は、クリスマスの翌日ということもあり、もう売り切れている商品も多くあり品薄状態でした。
2階の帽子や洋服のエリアはもうほぼ商品は無く閉まっており、1階の雑貨やバックのコーナーのみでした。
それでも、お店はとても可愛らしくて、閉まってしまうことはとても寂しかったです。
クリスマス5番街のウィンドウショッピング

時間も遅くて、なかなかゆっくり散策することもできなかったのですが、とりあえず立ち並ぶ高級ブランドショップのウィンドウを眺めて歩きました。
ホリデーシーズンのショーウィンドウは、「ホリデーウィンドウ」と呼ばれ、特別展示がおこなわれます。

日本でも、クリスマスやお正月になると、銀座のハイブランドのショーウィンドウが華やかですが、5番街のショーウィンドウは、美術館のギャラリー展示を見ている様でした。
時間があれば、『ファンタスティック・ビースト』で魔法動物達が大暴れした、メイシーズにも行きたかったのですが遅くなってしまったので断念しました。
しかし、だいぶ遅い時間だったのですが、ミッドタウンは大勢の観光客で賑わっていました。
ミッドタウンのカフェ&バーへ
3日目にして、ようやくマンハッタンダイナーを抜け出すことができました。(いや、とてもお世話になったし大好きなお店です。)
マンハッタンのカフェJOEコーヒー

ミッドタウンをお散歩しながら、休憩しようと入ったのがここ。カフェというか、コーヒーショプです。
ニューヨークは本当に少し歩けばコーヒーショップに出くわすほどで、コーヒー愛を感じました。
このお店は、マンハッタンで数店舗展開しているお店の様で、コーヒーが美味しいということで立ち寄ってみました。
年末の寒空の下、散々歩き回ったので温かいコーヒーがとても沁みました。そして、地元の人に愛されるだけあってとても美味しいコーヒーでした。
ワインバーcasellula

そして、夕食はタイムズクエアから、700メートルほど行ったヘルズキッチンという場所にあるワインバー「casellula」へ。
店内は、カウンターと4人掛けのテーブルが数席あるかという小さなお店。
予約不可ということで、入れるか少しドキドキしながら向かったのですが、カウンターでOKだよということで入れました。
100種類以上のワインとチーズのお店。食事もできます。グラスワインのリストも豊富で、バーテンダーがとても詳しく説明してくれました。
ニューヨークは、Uberの運転手さんもあまり話しかけられることがなかったので、とても新鮮でした。
沢山歩いたはずなのですが、それほどお腹も空いておらず、とりあえずグラスワインをそれぞれ1種類づつ選び、チーズはお任せでセレクトしてもらいました。
これが、とっても美味しかった!!
ワインもとてもお手頃のものが揃っており、私達もその中から頼んだのですがとっても美味しい。
また、あわせて選んでくれたチーズもドライフルーツとジャムが添えられており、これが選んだワインにとてもあう。びっくりしました。
店内は、1人〜3人くらいのお客さん。みんな、ワインをゆっくり飲みながらチーズを食べてリラックスして会話を楽しんでいました。
日本でこのくらいの価格帯でこんなゆったりとした美味しいワインが飲めるバーを見つけたい!ワインが好きな方には、オススメなお店です。
ニューヨーク旅行3日目まとめ
ようやく3日目にして、本格的な観光をしました。
かなり強硬なスケジュールを組んだので(ブルックリンからアッパーイーストまで戻ったり・・・)忙しかったのですが、とても満喫した1日でした。
次回は、MoMAへ行きます。