年末の慌ただしい時期に、これまたニューイヤー準備で慌ただしいニューヨークを旅してきました。
時はまさにクリスマス。クリスマスのニューヨークといえば、映画や物語の世界でも度々登場する憧れの世界。そんな旅の様子をまとめていきたいと思います。
今回は、そのニューヨークの概要編。
ニューヨークマンハッタンのエリア紹介
私たちが日頃、旅行先などの意味で使う「ニューヨーク」とは、アメリカ合衆国ニューヨーク州のニューヨーク市のこと。
ニューヨーク市は、マンハッタン、クィーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランド島の5つの行政区に分かれています。
多くの旅行客にとってマンハッタン・ブルックリンが観光の中心地。マンハッタンと周辺地区は地下鉄やバス、フェリーなどで繋がっています。
ニューヨークはどのくらいの広さ?
ニューヨークの中心マンハッタンは、細長い島です。ハドソン川とイースト川という2つの川に挟まれています。
広さは、59㎢。東京でいうと山手線の内側が65㎢なのでスッポリと収まってしまうくらいです。めちゃせま!!
マンハッタンは、セントラルパークを中心に、大まかに分けて「ハーレム」「アッパーウエスト」「ミッドタウン」「ダウンタウン」の5つに分かれます。
1)ハーレム

かつては治安の悪い危ないエリアの代名詞だったエリア。マンハッタンの北部、ちょうどセントラル・パークの真上に位置するエリアです。
今ではすっかり治安も良くなり、観光スポットも沢山あります。あの有名なアポロシアターがあるのもこのエリア。
歴史も深く、アフリカ系アメリカ人の文化が発展した町でゴズペルが聞ける教会などが数多くあります。
ちなみに、ハーレム(Harlem)の語源は、この地に入植したオランダ人達によってオランダの都市ハーレムから名付けられました。あのハーレム(Harem)意ではありません(笑)。
2)アッパーイースト

昔からある高級住宅街。セントラル・パークの東側に位置し、人気ドラマ「ゴシップガール」や「セックスアンドザシティ」のロケ地としても有名な場所。
世界的にも有名な美術館などが密集しており、観光先としても人気。高級アパートメントやコンドミニアム、セレブ御用達の高級ブランドが軒を連ねています。
このエリアに住んでいるのは本物の世界の超超スーパーセレブって事ですね。ふぅ〜
3)アッパーウエスト

近年開発の進んだ住宅街です。セントラル・パークの西側に位置し、もともと庶民的なエリアだったそうですが、近年高級化してるそうです。
でもマンハッタンに住むならきっとどこでも高級です(笑)。
ブロードウェイがミッドタウンから伸びており、それに沿って観光スポットも点在しています。映画「You’ve got mail」のロケ地としても有名。
ハーレムとのちょうど境くらいにアイビーリーグのコロンビア大学があり、あとジョン・レノンとオノ・ヨーコが住んだダコタハウスもあります。
とてもリラックスした雰囲気を持っており、知識人も多く住んでいるそうです。
4)ミッドタウン

はい、ニューヨークといえばもうここでしょう。ミッドタウン。セントラル・パークの真下で、基本的には高層ビルの多いオフィス街です。
ロックフェラーセンター、エンパイアーステイトビルなど観光スポットにもなっている世界的にも有名なビルがあります。
また、おしゃれの発信地ニューヨーク5番街やタイムズスクエア、ブロードウェイ・ミュージカルの劇場街などもここ。
メジャーなホテルも大体ココにあります。
あと忘れてはいけない、国連本部もここにあります。ザ・ニューヨーク!!
5)ダウンタウン

移民が最初に入ってきたエリアということで、マンハッタン内ではもっとも古い歴史がある場所。
都市計画ができる前からあるので、個性豊かな小さな街がたくさん隣接しています。
歴史のある建物が多く、高層ビルが少ないため、ミッドタウンなどこれまでのエリアとは随分雰囲気が異なります。
しかし、一番ニューヨークらしさを感じることができると思います。色々と細かなエリアをざっと紹介します。
チェルシー/ミートパッキングエリア
ミッドタウンから西側の下、ハドソン川方面のエリア。
名前の由来はロンドンのチェルシーから。
以前は、埠頭や倉庫で働く湾岸労働者が住む工場街でしたが1990年代以降、多くのギャラリーが移転してきたことからアートの中心地となりました。
デザイナーなども住むおしゃれタウンです。
グラマシー/ユニオンスクエア地区
チェルシーの東側、イースト川方面のエリアです。もっと細かい分け方もあるそうですが、ここでは割愛。
ショップ・レストランがなく閑静な住宅街なのであまり観光スポットとして紹介されることは少なくようです。
グラマシー公園とユニオンスクエア公園という2つの大きな公園があります。ユニオンスクエアではクリスマスシーズンになるとマーケットが開かれます。
近くにはニューヨーク大学バークレー校など有名大学があります。
ウエストヴィレッジ地区
チェルシーの南下側の地区で、ミートパッキングディストリクトはこのエリアに含まれるという方も多く、チェルシーとの境目は曖昧です。
素敵なお店やレストランが立ち並んでおり、セレブもたくさんいます。街並みも可愛らしくヨーロピアンな地区。
ここの地区の特徴としては、ニューヨークの碁盤の目に、通りがそっていないので、観光者だけでなくニューヨーカーにとってもややこしいそう。
有名なカップケーキ屋さん、マグノリアベーカリーもここ。
イーストヴィレッジ地区
名前の通り、ウエストヴィレッジ地区の東隣の地区。マドンナやレディガガなどが住んでいた(いる?)でも知られています。
多民族が入り混じるエリアで、アーティストや若者が多く集まっています。背の低いビルが多く、大型チェーン店や観光客が少ないエリア。
小規模なビストロ、パブ、学生向けのバーなど安く飲食できる場所が多くあり、個性的な小さなオリジナルショップなどがたくさんあります。
アンティーク家具や古着が好きなら楽しい場所。
ソーホー/ノリータ地区
さらに南へ下ると、ソーホー・ノリータ地区です。元々もは芸術家の街でしたが、ここは近年高級ブランド店が立ち並ぶファッションの街。
5番街とは違って個性的なセレクトショップや雑貨屋さんなど小さなお店も沢山あります。
また歴史的建築物の保存地域でもあり、お金が無くてもウィンドウショッピングだけでも楽しめそう。
チャイナタウン/リトルイタリー地区
ウォール街のあるロウアーマンハッタンの少し上、北側のエリア。全米最大のチャイナタウンで、本格中華が安く味わえるのは日本と同じです。
隣接するリトルイタリーは、ゴッドファーザーで名前を知られる街。イタリアンレストランやチーズ店が立ち並ぶエリア。
ロウアーマンハッタン地区
有名観光スポット、グラウンドゼロや、世界経済の中心と言われたニューヨーク証券取引所などがあるエリア。
マンハッタンの一番南にあり、自由の女神があるリバティ島へのフェリーが出ている場所。あと、よくTVなどでみるブルックリン橋があります。
ニューヨークマンハッタンエリア紹介まとめ
と、ざっと書いてみただけもニューヨークって広い!!!
いや、冒頭で書いた通り、面積は狭いのですが、様々な歴史・文化・人種がぎゅっと集まった場所でありエネルギッシュな場所であることが分かります。
ニューヨークがなぜ今でも多くの人を魅了し、憧れる人が多いのか、わかる気がします。
さて、次回からはいよいよ旅行編がスタートします。