2019年4月に、オープンした無印良品銀座店。MUJIホテルが入っていることでも話題になりました。
オープンしてから半年以上経ちますが、相変わらずの人気っぷりです。今回は、そんな人気の無印良品銀座店へ行って来たのでご紹介したいと思います。
無印良品銀座 とは?
有楽町店の再オープン
もともとは、有楽町の駅前にあった店舗が、東京都の再開発計画により、銀座に移転し再オープンしました。
有楽町にあった時から、旗艦店(フラグシップショップ)であり、大きな店舗だったのですが、新店舗はさらに充実しています。
公式ホームページによると、
銀座の地に世界中から訪れる人や、銀座界隈ではたらき生活を営む人、そこで販売する商品を生み出す生産者など、この店舗に関わる人たちがそれぞれに想いを馳せたり、実際に出会い、繋がりが生まれる場となることを目指します。
銀座から世界中に無印良品の考える「感じ良いくらし」を発信していきます。無印良品銀座店ホームページより
暮らしに密着した、質の良い物をというコンセプト。世界中の無印ファンにはたまりませんね。
世界の無印良品
無印良品は、日本発信のブランドですが、世界中に店舗があります。アジアはもちろんですが、特に、ヨーロッパや東欧ではとても人気。
イギリスに11店舗、フランス7店舗、イタリア8店舗、ドイツ7店舗、スペイン5店舗などなど、たくさん展開されています。
北欧のスウェーデンやアイルランドにも出店しています。もちろん、アメリカにも17店舗あります。
27の国や地域に出店しており、2018年には国内店舗の数を海外店舗が抜いています。
本当に凄い人気。
その凄い人気の理由の一つが「禅」。
日本の古来文化の茶道や禅などに通じる、無駄を省いたシンプルな機能美に、自然で生活に溶け込みやすく、美しい「禅」を感じるからだそう。
そして、その美しくてシンプルなところにアレンジの自由度もあり、質も良いことから、世界中の多くの人に愛されています。
なんか、とっても嬉しいですね。
世界最大の店舗
そんな世界で人気の無印良品ですから、日本に来たらぜひ行ってみたい!という海外からの観光客もたくさんいます。
2018年は、無印良品の売り上げの半数は海外店舗によるもの。特に、現在好景気の東アジアでは、凄い勢いで売り上げを伸ばしているそうです。
無印良品の全商品を取り揃える大型店舗「世界旗艦店(フラグシップショップ)」は、東京・中国・上海の3店舗あり、銀座店はその中でも最大規模の店舗。
世界旗艦店は、商品開発のための、消費者の反応や売れ行きを確認するための重要な役割を担う、とっても大切な店舗なんです。
だからこそ、世界の無印ファンは最大の世界旗艦店である銀座店で、人気の商品をみたいし、触れてみたいということで、多くの人が集まる場所なんですね。
MUJI HOTEL

中でも注目が、国内で初の「MUJI HOTEL」。世界では、中国の北京、深センに続く3店舗目。
銀座店の6階より上の部分がホテルになっています。
コンセプトは、「アンチゴージャス、アンチチープ」。
これまたホームページによると
(中略)旅はいま、非日常から日常に、参加するものからつくるもへと変化しています。MUJI HOTELには、高額で過剰なサービスも、質を削りすぎた殺風景な客室もありません。ちょうどよい価格でよく眠れ、旅先の体と心を整える空間と、宿泊する方と土地と自然をつなげるサービスを用意しました。
MUJI HOTEL ホームページより
とのこと。
お〜。まさに無印らしい。確かに、「禅」っぽい。旅の土台になる場所としてのホテル。
もちろん、部屋の家具やアメニティに至るまで、全てが無印良品で、左官職人さんが手掛けた塗り壁だそう。
泊まりながら無印を堪能できるなんて、たまらないですね。いつか、私も泊まってみたいです。
無印良品銀座店 地下1階 ダイナー

前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、では店舗を各フロアごとに紹介して行きたいと思います。
まずは、地下1階。ここは、無印良品食堂「MUJI Diner」です。
MUJI Diner

有楽町店の時も、食堂はあったのですが、さらにバージョンアップしています。
全国の提携している生産者から仕入れた食材で、添加物の少ないカラダにやさしくて、食べて美味しい食事を提供してくれます。
昼からビールも飲めますよ。笑
メニューも、焼き魚の定食や煮付けといった、和食が中心。夜はワインも提供してくれます。
やはり、休日は混雑しているようで、待ち時間があるようですが、平日はすんなり入ることができました。
もちろんベビーカーもOK。定員さんが、案内してくれます。
予約は、夜の17時以降の予約のみ可能で、ランチタイムは予約不可です。
私は、ここでデザートをいただきました。沖縄産の本和香糖というお砂糖を使用した、焼きプリン。
カスタードがしっかりして、卵の味もきちんとわかるような、味の濃いプリン。昔ながらの、優しいプリンでとっても美味しかったです。
あと、店舗の取り組みとして、プラスチックごみ削減にも取り組んでいます。無印良品のショップバックも、ビニール袋が無くなりました。
この食堂でも、ストローは紙製でした。

お値段も手頃で、とっても美味しくて、満足度の高い食事ができます。
無印良品銀座店 1階 食品

ここ1階は、食品のフロア。
無印のレトルトカレーってとても人気ですよね。カレーに限らず無印のレトルト食品やお茶は、とても美味しいです。
今回は、この旗艦店ならではの物を紹介していきたいと思います。
ベーカリー
1階の店舗入り口を入ると、すぐ左手にあります。パンのいい香りが漂っています。
無印良品初のベーカリーで、国産小麦を使った焼き立てのパンが販売されています。品数は多くはありませんが、どれもとてもおいしそうでした。
価格は、1つ¥90〜¥250とお手頃。この日もとっても混雑していました。
ここのベーカリーは、朝7:30からオープンしているそう。
ベーカリーの向かいには、イートインスペースもあり、コーヒーと一緒にそこで食べることも可能です。
青果、お弁当、ジューススタンド

入り口から、右に進むと新鮮なお野菜がたくさん。
関東近県の農家さんを中心に、全国から有機栽培やなるべく農薬を使わずに育てた新鮮な、野菜や果物がずらっとあります。
そして、なんとお弁当も。日替弁当や、サラダ、カレーなどもお手頃であります。近くだったらお届けサービスもあるそう。
その隣には、ジューススタンドまで。新鮮な旬のフルーツジュースを提供しているそう。Sサイズ¥350、Mサイズ¥480でした。

ブレンドティー工房

さらに奥には、緑茶、ほうじ茶、ルイボスティー の3種をベースにしたブレンドティーが32種類量り売りされています。
注文すると、その場でブレンドしてくれるので、その工程を眺めるのも楽しいです。
冷凍食品もあるよ

なんと、無印良品の冷凍食品までありました。
うどんといった、簡単なものから、サバの味噌煮やビーフストロガノフなどの煮込み料理まで。
世界の麺料理、ご飯料理、素材を生かしたお惣菜など、本当にたくさんの種類の冷凍食品があります。
忙しくても美味しい物を食べたい!そんな時にはぴったりです。
ここ、1階を見ただけでもかなりの充実っぷり。無印良品が、いかに「食」を大切にしているかがわかりました。
無印良品銀座店 2階 婦人ウエア、紳士ウエア
続いて2階が、婦人ウエア、紳士ウエア、靴・バックなどのフロアです。ここのフロアで、注目なのがMUJI Labo。
MUJI Laboとは

性別や年齢、体型に関係なく、着用できる究極のシンプルを極めた品揃えの商品です。
次のベーシックラインへの発展を目指した品揃えになっており、レギュラー商品では出せなかった種類の服や、時代性を捉えたシルエットやサイズ感で展開されています。
また、紳士・婦人の区別がないジェンダレスなどの商品も展開しています。
つまり、次のレギュラー商品のための試作商品的な扱いなのですが、これが本当に服のラインがきれい。
少し高めのブランドの服って、特に際立ったデザインでなくても、着るとなんかちょっといい感じってありますが、MUJILaboは、それをお手頃な価格て実現しており、レギュラー商品よりも、また少し上質感のある雰囲気がMUJI Labo商品の特徴です。
私も、MUJI Laboの商品が大好きです。
無印良品銀座店 3階 ヘルス&ビューティー インナー 旅行用品など
3階は、とても面白いフロア。ヘルス&ビューティー、自転車、靴下・インナー、文具・オフィス用品、旅行用品など。
パッと見たところ、バラバラな気もしますが、これらは全て、旅に必要なものフロア。
MUJI HOTELのコンセプトでも、「旅は非日常から、日常に」というくだりがありましたが、このフロアでも無印が、旅を暮らしの一部と位置付けていることがわかります。
素敵ですね。
このフロアでオススメなのがMUJI to GOです。
MUJI to GOとは

「移動」をキーワードに、便利でコンパクトで機能的な商品を集めた商品などです。
有楽町のKITTEにも、入っています。ビジネスや出張等いう、生活の中の日常から、お休みのバケーションという非日常まで、いろんなシーンの「移動」で利用できる商品が集められています。
私も、とっても出張が多いお仕事だったのでとてもお世話になりました。
旅好きさんには、ぜひオススメしたいのが、このMUJI to GOの商品です。いつ行っても、あれもこれも欲しくなります。
無印良品銀座店 4階 掃除・洗濯用品、キッチン・テーブル用品、リビングなど
このフロアは、無印良品のコンセプトでもある「感じ良い暮らし」を、より具現化したフロアです。
暮らしに必要な、あれこれが全て揃います。そして、このフロアでオススメなのが、IDEE・Found MUJIとMUJI BOOKSです。
いや、本好きとしては、まずオススメしたいのがMUJI BOOKSです。
MUJI BOOKS

これは、有楽町店の時から継続してあります。とっても選書が面白くて、無印らしいのです。
無印良品店内に、ショップインショップとしてあり、「ずっといい言葉と。」というコンセプトで、少しの言葉で、モノ本来の姿を伝えて来た無印が選んだ本が並んでいます。
その選書のコンセプトが、くらしの「さ・し・す・せ・そ」。
さ(冊)本に関する本、し(食)食に関する本、す(素)素材に関する本、せ(生活)に関する本、そ(装)服に関する本。

どんなに、本を読まない方でも、少しは興味が持てそうなコンセプトではありませんか。衣・食・住は、生活の基本。
それにまつわる先人たちの知恵が詰まったライブラリーです。絵本もたくさん。そして、生き方に関する本もたくさんあります。
とても素敵な本がある場所なので、行った際はぜひお立ち寄りの程を。
IDEE、Found MUJIとは

次にオススメなのが、このIDEE。
これは、無印良品による、セレクトブランド。国内外から選んだ、雑貨、デザイングッズ、などを取り揃えた商品です。つまり、無印によるセレクトショップ的なモノ。
これが、とってもかわいいのです。伝統芸能として、残っていた地方の技術を紹介するような商品もあったり、国外の文化紹介的な商品ラインもあったりします。

無印が考える「暮らし」を感じることができます。
無印良品銀座店 5階 収納、ダイニング・リンビング
ここは、無印良品の定番商品、「収納」に関する商品が揃うフロア。無印の収納ボックスのあれこれは、とても有名。
雑誌などでも、無印良品を使った収納特集がよく組まれています。ここで注目は、MUJI SUPPORT。
MUJI SUPPORTとは

くらしの中の困りごとを、あれこれ相談にのってくれるカウンターサービス。インテリア、収納、スタイリングのプロが相談にのってくれます。
また、コンピューターシュミレーションを使って、実際に自分の部屋に配置したシュミレーションなどもできます。

これから、新生活を送ろうという人たちには、とっても嬉しいサービスです。
無印良品銀座店 6階 MUJI HOTEL、ATELIER MUJI
ようやく最終フロア、6階です。ここは、あのMUJI HOTELのフロントと、あとは、サロンがあるフロアです。
ATRLIER MUJI

デザインをテーマに、無印良品が感げる未来へむけたメッセージの発信フロア。様々なコンセプトの展示があります。
私たちが行った時は、椅子の展示と、海洋のプラスチックゴミに関する問題的の展示が行われていました。それらの展示に関する様々な本もあり、片隅には「WA」というレストランバーもありました。

B1のダイナーよりも、さらに静かに良質のお酒と食事が楽しめる場所でした。
無印良品銀座店 まとめ

以上が、無印良品銀座店の紹介になります。
もう、各フロア全てにおいて、無印良品の目指すコンセプトや暮らしに関する提案が満載でした。
あの、銀座の場所でこれだけのいろんなコンセプトの、食や暮らしに関する世界観が体感できるのは、本当に素晴らしいの一言でした。
買い物はしなくても、足を運ぶだけで十分に楽しめる場所でした。
無印ファンはもちろん、無印ファンでなくても十分に見応えのあるスポットです。
私は、いつかぜひ、MUJI HOTELに泊まって見たいなーと思いました。