まずはじめに。
いつもhitsujicoにお越しいただき、誠にありがとうございます。
hitsujicoでは常に、「自分が体験したこと」を中心に更新しています。
しかし、昨今の感染症の騒動で、最近はなかなか外出することもままならなくなりました。
現場で懸命に治療に当たってくださっている医療スタッフの方や、流通を支えてくださっている運送業の方々には、本当に感謝しかありません。
しかし、私もこのブログを通して、何かしら自粛中の余暇の足しになるものが提供したいと考えました。
そして、過去の自分の旅の記録をアップすることにしました。
これまでも振り返って、旅行記をアップしたことはあるのですが、ブログを開始する前のことなので、写真や過去の記憶を振り返りながらになってしまいます。
アップに少し時間がかかるとは思いますが、できる限りの、リアルな体験記をお届けできればと思います。
わずかでも、読んでくださった方が楽しんでいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
早くまた旅が自由にできますように。
というわけで、今回は2017年5月に、シンガポールからカンボジアのシェムリアップへ、アンコールワットを見に、1泊2日という弾丸思いつき旅の記録です。
急遽「そうだアンコールワットを見にいこう」的なノリで、出発した無計画旅です。
シンガポール・チャンギ国際空港→カンボジア・シェムリアップ国際空港へ

チャンギ国際空港からシルクエア便でPM2:35発の飛行機に乗りました。
フライト時間が、2時間10分。現地時間のPM15:45に到着。シンガポールとの時差は1時間でした。
直前に、急いでフライトを決めたので、スカイスキャナーで航空券を比較して、一番安いものを購入。それでも、航空券は往復でS$637でした。
いや、振り返ってみるとなかなか高くてびっくりします・・・。
よく行こうと思ったな・・・
カンボジアのシェムリアップ国際空港へ到着

シンガポールからの移動なので、本当にあっという間に到着しました。
シェムリアップ国際空港は、国際空港では比較的小さめな空港でした。
今回のホテルは、サエム シェムリアップ ホテル(Saem Siemreap Hotel)。
エクスペディア経由で、1泊朝食付き¥5,919で予約しました。空港からホテルの送迎もついていました。
カンボジアの歴史と文化
空港からホテルに到着し、受付のコンシェルジュに明日アンコールワットへ行きたいということを伝えると、早朝の方が池の水が澄んでいてキレイだから早く出た方が良いと教えてもらいました。
しかし、それだと朝食に間に合わないということで、朝食をキャンセルしてお弁当をお願いしました。
コンシェルジュさんが、本当に親切。
シェムリアップの街と歴史

チェックインもとてもスムーズ。
今回のホテルは、1泊のお値段は、カンボジア にしてはまぁまぁ良いホテルだったということで、部屋も不自由無いほどに、充実していて清潔で、お値段とのバランスがとても取れていました。
部屋にあるバルコニーから外を眺めてみるとこんな感じ。
素朴なカンボジアの景色が広がっていました。
カンボジア は、80年代クメールルージュ(武装政治勢力)による内戦が続き、ポル・ポト派による激しい虐殺の歴史を持つ国。
内戦が収まったのは、90年代に入ってからです。
このように日本人が観光できるようになったのも、2000年代になってからだと記憶しています。
そういうことを考えると、ここから見える眺めもなんだかとても感慨深く思えてしまします。
そんなこんなで、部屋に荷物を置いた所で、時刻はまだ夕刻少し手前。
現地のナイトマーケットに行くことにしました。
出かけようとすると、コンシェルジュさんが、トゥクトゥクを手配していくれるとのこと。
きっと現地の相場よりは高いのでしょうが、今回は素直にお願いすることにしました。

いざ、ナイトマーケットへ出陣!!
トゥクトゥクって、少し高くても旅に来た感があってやっぱり好きです。
夕食はクメール料理を!

と、意気揚々と出発したものの、待てよ・・・まだ明るい。(今気づくのか)
ということで、行き先をナイトマーケットより少し手前のシェムリアップ川の近くにある日本人オーナーの経営するお店、クルクメールオールドマーケット(Kru khemer old market)に変更してもらいました。
現地の相場より高めですが、カンボジア 由来の原材料のスカーフや、コスメなどを購入することができます。
私もお土産に、石鹸を購入しました。
ほかにも、レモングラスの虫除けスプレーが人気の模様。
とてもかわいいお店で、こちらは家族や大切な友人などのお土産にオススメです。
次に向かったのがクメールキッチンレストラン(Khmer kitchen Restaurant)。ナイトマーケットの前に食事を済ませることにしました。
カンボジア では、クメール料理が食べてみたいと思っていたので、先ほどのクルクメールオールドマーケットから歩いて、近くのそれっぽいお店に入ってみました。
タイガービールと、クメール餃子(khmer dumplings)とクメールカレー(khmer curry)を注文しました。

カレーは、ココナッツミルクをたっぷり使ったマイルドなカレーで、辛いものがあまり得意でない私でもとても美味しく食べることができました。餃子も中身は野菜で日本のおやきのような感じ。

それぞれ、お値段は約$4ほど。やっぱり物価は安いです。お隣のタイよりも断然安い!
一応公式通貨はリエルですが、日常的には米ドルが使用されています。ですので、観光客などはほとんどリエルに両替する必要もなく、米ドルで支払いが可能です。
今度こそナイトマーケットへ

お腹も満たされたところで、だいぶ日が落ちてきました。
お店から当初の目的地であるシェムリアップナイトマーケット(Siem Reap Night Market)へ歩いて向かいました。
シェムリアップには、中心部のパブストリートを中心に、5つのナイトマーケットが開かれています。
私が行った、シェムリアップナイトマーケットは、小規模なナイトマーケット。
実はナイトマーケットへ足を運んだのは、カンボジア の胡椒が目的。
カンボジアは、中世から1960年代まで胡椒の産地として知られ、特にヨーロッパでは「世界で一番美味しい高級胡椒」として重宝されていたそうです。
しかし、激しい内戦で、住民の虐殺や強制移住により作り手がいなくなり、残った胡椒の木はわずか3本だけでしたが、それを2000年代になって復活させたのが日本人なのです。
なんか、日本の人的支援がカンボジアの復興にしっかり関わっていたことが、個人的にとても嬉しくて、胡椒を買ってみたかったのです。
ナイトマーケットをしばらくプラプラとして、無事胡椒もゲット。

シェムリアップナイトマーケットは、屋根付きの屋内マーケットなので、雨などでも安心かもしれません。
ちなみに、胡椒のお値段は100gで$5ほどでした。
・アンコール・ナイトマーケット
・ヌーン・ナイトマーケット
・BBナイトマーケット
・シェムリアップ・アートセンター・ナイトマーケット
カンボジアの歴史と日本人

ナイトマーケットから、再びトゥクトゥクでホテルへ。
トゥクトゥクはだいたい$3ほどでした。
明日は、いよいよアンコールワットなので、明日に備えてゆっくり休むことにしました。
ナイトマーケットで購入した胡椒もそうですが、実はアンコールワットの修復にも日本人の修復士さんが関わっているという話を聞いたことがあります。
日本の神社・仏閣の石加工の技術などを、アンコールワットの修復に提供したそう。
そんな話を、明日はぜひ自分の目で確かめて見たいと思いながら、就寝しました。

