旅行記

アンコールワットでトラブル連発!でもやっぱり遺跡は素晴らしかった

前回は、初日でホテルにチェックインし、クメール料理を食べたり、ナイトマーケットに行きました。

アンコール遺跡観光の街シェムリアップ到着!意外な日本とのつながりと歴史 まずはじめに。 いつもhitsujicoにお越しいただき、誠にありがとうございます。 hitsujicoでは常に、「自分が体...

今回はいよいよ、念願のアンコールワットへ向かいます

2017年5月に、シンガポールからカンボジアのシェムリアップへ、アンコールワットを見に、1泊2日という弾丸思いつき旅の記録です。

 

アンコールワットへ行くなら早朝から

昨日、コンシェルジュさんに教えてもらった通り、日の出前に起きました。

アンコールワットは、世界遺産にも登録されている「アンコール遺跡群」

その中でも中心的な存在のアンコールワットは、西向きに建設されたいるため、世界有数の朝日が見える”サンライズスポット”です。

いわゆる映えスポット。

また、アンコールワットの前にある聖池(ひじりいけ)に鏡みたいにアンコールワットが映し出されるのですが、その聖池の水が早朝が一番澄んでいて綺麗らしい。

なので、早朝の朝日によって聖池に映し出されるアンコールワットというのが、1日で一番美しい景色ということで、たくさんの観光客が集まる時間だそうです。

せっかくならば、映えたいし、一番美しい姿を見たい!ということで、日の出前から出発したわけです。

 

ホテルからアンコールワットまでの移動手段

シェムリアップ市内からアンコールワットまでは、約9キロほど離れています。

ここでも、ホテルのコンシェルジュさんが、1日タクシーを手配してくれました。

アンコールワットは、広くて移動が多いからタクシーを1日押さえた方がラクということらしいので、お願いしました。

昨日お願いした朝食のお弁当を受け取り、いざ出発です。

AM4:30ごろにホテルを出発しました。

 

アンコールワットではトラブルだらけ

いよいよアンコールワットに到着しました。
まだまだ、空は暗い時間です。

チケット購入でトラブル

アンコールワットに入場するには「アンコールパス」が必要です。

シェムリアップ市内から、アンコールワットに向かう途中にあるチケットオフィス(アンコールワットの1キロ手前ほどのところにあります)で、アンコール遺跡共通のパスチケットを購入します。

アンコール遺跡群の主要な遺跡は、このパスチケットでほぼ入場可能ですが、一部の少し離れた場所にある遺跡は、このパスチケットの対象外となっているので、観光を検討されている方は要注意です。

このチケットオフィスは、AM5:00からオープンします。

あたりも薄暗いのですが、大勢の観光客が、各自の移動手段で来ているので結構混雑しています。

私が到着したのが、ちょうどAM4:58。すでに、チケット売り場には列ができていました。

10〜20分ほど待ちましたが、無事にチケットを購入しました。
その場で顔写真を撮影してくれるので、写真付きのチケットです。

 

チケットのお値段は$37ドルです。

しかし!ここで、私は大失敗をやらかします!

なんと、$50札と$10札を間違えて渡し、お釣りをもらい間違えてしまします。

$10を4枚渡したつもりが、$10を3枚と$50を1枚出して、お釣りを$3ドルしか貰っていませんでした。絶望・・・。

薄暗く、人も混雑していたので気持ちが焦ってしましました・・・。
けれども、まだこの時点では私は間違いに気づいていません。

無事、チケットが購入でき、再びタクシーでアンコールワットの入り口へ向かいました。

歩いているうちに明るくなってしまう

アンコールワットの入場時間は5:30からです。

また、アンコールワットの朝日の鑑賞スポット「北の聖池」までは入り口から10分ほど歩く上に、世界中からこの朝日を見に集まるので、当然混雑します。

アンコールワットの入り口に到着したのが、AM4:28。
そこから、「北の聖池」を目指して歩きました。

ところが、歩いているうちに空がどんどん明るくなってきます。
この時期のカンボジアの日の出は、AM5:40くらいのはず。

急いで、聖池へ向かいました。

しかし、あれ・・・・・

これは、完全に日が登っています。

わずかな可能性に期待を込めて、しばらくその場で待ってみましたが、あたりがどんどん明るくなるのみ。

この日は、くもりで、厚い雲がかかっており、残念ながら太陽は雲の中だったようです。
とっても綺麗な朝日のアンコールワットは残念ながら見ることはできませんでした。

また、この場所は世界中から人がたくさん集まっているため、現地の民芸品をとても小さい子供に売らせている大人がたくさん。

ただ断るだけですが、あまりにも一生懸命なのでとても心苦しくなり、色々な意味でとても残念な気持ちになってしまいました。

 

とても神秘的なアンコールワット

はい、切り替えて行きましよう。アンコールワットの遺跡を見て回ることにしました。

早朝の涼しい時間で、人も少なくのんびりと見て回ることができました。

こちらが、有名な第一回廊のレリーフ。

インドの叙事詩「マハーバーラタ」を表現している箇所もあり、かつての戦(いくさ)の様子などが描かれています。

また第一回廊と第二回廊つなぐ十字回廊の西側には、父の供養と母の健康を祈るために、江戸時代初期の1632年にカンボジアに渡った日本人、森本一房(もりもとかずふさ)の落書きを見ることができます。

 

当時、カンボジアは南天竺(みなみてんじく)(この頃はカンボジアの暗黒時代と言われており、近隣諸国や欧米諸国の侵略に苦しめられた時代です)と呼ばれていました。

そしてこの時代、多くの日本人が、アンコールワットを祇園精舎(釈迦が説法を行った5つの寺院のひとつ)と勘違いしており、多くの日本人が祇園精舎参拝としてアンコールワットに出かけていたそうです。(本物はインドにあります)

なんという事実・・・。

落書きの実物は、上から墨で塗りつぶされたり、ポルポト政権時代には、青いペンキで塗りつぶされたりと、紆余曲折を経ており、現在はうっすら読める程度のようです。

しかし、またここでも残念ながらこの落書きを探すことはできませんでした。(トラブル発生中)

森本一房は、江戸時代前半の平戸藩士で熱心な仏教徒だったようです。当時海を渡って異国に参拝するというのは一大決心だったのだと思います。

なので、現代の観光地の落書きとは、また感覚が違って想いが溢れてしまったのでしょうか。

とはいえ、異国の神聖な建物だと信じていながら、落書きを残すってなかなか。

ちなみに、なんと書いたかというと

〈寛永九年正月初めてここに来る/生国は日本/肥州の住人 藤原朝臣森本右近太夫一房/御堂を志し数千里の海上を渡り/一念を念じ世々娑婆浮世の思いを清めるために/ここに仏四体を奉るものなり〉

 

今っぽく、私が適当に訳すと

「寛永9年正月初めて来た。日本生まれで、平戸住み。藤原朝臣森本右近太夫一房(名前)。参拝するって決心して遥々海を渡って、世の中が良くなるように、仏像4体納めさせてもらいました。卍」

というところでしょうか。

なんというか・・・「◯◯参上!卍」みたいな。こういうのって、この時代の日本人からあったのですね。笑

そして、仏像を4体奉納していたようです。

何世紀という時代を越えて、この国と日本の繋がりを、今の時代の私が実感できるのが、やっぱり旅の素晴らしさだなぁと思うのです。(見ることはできていませんが)

アンコールワットが、想像の何倍も広かったんです・・・。

 

アンコールワットは、ポルポト政権時代に、クメールルージュ(政治武装組織)によって、仏像が破壊され、最終的には周囲が堀と城跡に囲まれ文化遺産なので攻撃されにくいということで立てこもりの場所となりました。

その被害は甚大だったようで、多くの建物で首のない仏像や倒れた遺跡などを見かけますが、少しコースを外れると人も少なく、1人でお祈りをしている方を見かけたり、とても神聖な空気が漂っています。

 

とても、綺麗な場所だったんだろうなぁ・・・ということが、想像できて、少しだけど祇園精舎と間違ってしまった、かつての日本人の気持ちもわかる気がします。

 

コースの途中には、所々に募金箱があり、修繕の寄付を募っていました。現在、長い歳月をかけて、遺跡の修復作業が行われています。

前回も書きましたが、ここに日本の修復技術が使われているのが胸アツですね。

 

アンコールトムでもトラブルは続く

一通りアンコールワットを見学し、入り口で待ってもらっていた一日タクシーに乗車して、アンコール遺跡群で二番目に大きな、アンコールトムへ出発しました。

 

途中で、ホテルから持ってきた朝食用のお弁当を開けてびっくり。
大量のフルーツとパン。お、おぅ・・・。

暑い最中のアンコールワットで、このパン量。

何回かに分けて食べました。はい。

 

アンコールワットよりも時間の流れを感じる場所

アンコールトムは、外部とは南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門でつながっています。

 

それぞれの城門は塔になっていて、東西南北の四面に観世音菩薩の彫刻がありました。

ここは、アンコールワットよりも被害が少なかったためか、まだまだ大規模な修繕のあとは見られませんでしたが、より自然な形で遺跡が残っていました。

 

それは、遺跡の侵食の具合だったり、遺跡に根を張る巨木だったり。

とても大きな時間の流れと、長い長い時間をこの場所で見てきた壮大さを感じました。

 

このアンコール遺跡は、地元の人は無料で入ることができるようで、ここで商売をしている人や子供たちもちらほら見かけます。

長くなってしまったので、2日目の後半はまた次回に。

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トラタロウ
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都内の会社員です。出張や旅行でたまに旅に出ていました。 メガネがないと何も見えません。